ボランティア活動


研究計画の概要と途中経過

Ⅰ.プロジェクトにおける位置づけ

項目   :人材育成部門

セクション:学生への支援(ボランティア活動)


Ⅱ.計画の概要

 平成18年度のキャンパス再編統合により、本学の教員養成は旭川校・釧路校・札幌校の3キャンパスにおいて担うこととなりました。その際、学生の実践力向上を目的とし、教育実践フィールド科目の一つとして「教育フィールド研究Ⅰ~Ⅳ」が新設されました。その中でも「教育フィールド研究Ⅳ」は、各専攻が独自に開設する科目であり、札幌校特別支援教育専攻においても、附属特別支援学級(通称「ふじのめ学級」)における指導補助と、学外の教育・福祉等関係機関からのボランティア要請への参加の二本立てでフィールドを提供してきました。しかしながら、本科目を履修する学生がいかなるフィールドを活用しているのか、また各フィールドにおいて具体的にどの様な活動に参加しているのか、さらにはそれらの活動に参加したことで、当初の目標である「実践力の向上」という点でどの様な効果や課題があったのか等については分かっておりません。そこで、「教育フィールド研究Ⅳ」(以下、「当科目」とする)における学生の活動内容の実態を明らかにし、今後必要と思われる改善策や指導内容等を検討するための手がかりを得ることを目的として、当科目を履修した学生に聞き取り調査を行うことと致しました。

 なお、平成22年度に当科目を履修した学生は21名であり、その全員に聞き取り調査を行いました。調査の内容は以下の通りです。

 ①年度末に提出される活動ノートから、学生が参加したフィールドの種類(附属特別支援学級、学外の教育機関・福祉機関、等)と、活動の種類(継続的参加、行事等への断続的参加、両者の併用等)を集計する。

 ②活動ノート提出時に、学生に対し、以下の2点について聞き取り調査を行う。①実践力向上の観点から有意義だったと考える点、②今後改善が必要だと思う点。

 平成23年度の聞き取り調査は、平成24年の1月から3月にかけて実施する予定です。平成22年度分と合わせた全体の結果は、集計後に本サイトにて公開する予定です。




北海道教育大学 札幌校 三浦 哲