とくしカフェ(ブログ)
釧路校・児童養護施設学習支援活動を再開しました
大学生の長~い夏休みを終えて、児童養護施設の学習支援活動を10/11(水)から再開しました。
へき地校体験実習等によって欠席する学生も多く、参加した学生は25名でした。
いつもどおり、小学校低学年・高学年・中学生の3グループに分かれて活動しました。
写真は、低学年のグループのレクリェーションです。「カベ鬼」の後、個別のあそびをしました。子ども一人に学生が一人以上つき、ゆったりと子どものペースで初日の活動を終えました。
また、高学年グループでは、「都道府県かるた」で楽しみながら学びました。取るだけではなく、読み手も交代で子ども達が担いました。
「教員養成大学の学生が子どもたちにできることは何か?」
それを考えながら、地道に取り組んできた10年。この後2月末まで、毎週水曜日・16回の訪問を予定しています。
台湾からの視察がふじのめ学級訪問
台湾の文部科学省による調査の一環で、今後の教員養成のあり方を検討するプロジェクトの一部とのことです。
今回は特に体育の授業に焦点を当てて、ふじのめ学級の小学部、中学部の授業を見学するとともに、教員の授業力育成に関わるインタビューが行われました。
(ちなみに調査団のPan教授は台湾アダプテッド体育スポーツ学会(TAPAS)の会長をされています)
台湾では、養成制度の違いもあり特別支援の教員は、読み書きと計算(算数)などの教科指導に重点を置く傾向が強く、身体に関わる授業は、セラピストの領域と考えられているとのこと。
ふじのめ学級の先生方の”障害にあわせた授業力の高さ"に驚かれた様子で、「とても参考になる」と、熱心にメモを取る様子などが見られました。
また、「通常学校の特別支援学級」での授業と言うことで、今後のインクルーシブ教育の展開に向けても参考になるとのことでした。
授業見学後は、大学にて教員養成のシステムや大学との連携などについて説明させていただきました。
今後の台湾における教員養成システムにも是非反映させていきたいと熱く語っている姿が印象的でした。
本学と附属校の「アジアへ向けての情報発信」につながる取り組みとなりました。
熱心に説明を聞く視察団
授業を見ながら説明を受ける
特別支援教育の制度などを教えている千賀先生から日本の制度に関する
説明もあり、理解を深めた様子
また附属小学校、中学校の方からも、授業の取り組みや教育課程などに関する
資料の提供を頂きました。
大学の臨床スペースを動画で紹介したいとのこと
担当する台湾の放送大学で放映するそうです。
釧路校・特別支援教育研究室Fbの開設
ふじのめ学級の子どもたちと運動遊び
生たちが特支小体育館で運動遊びを行い、楽しいひとときを過ごしました。
トランポリン、スポーツ用車椅子を使ったボール運動や鬼ごっこ、クライミング、スラックライン、
最後はエアポリンを行い大満足。
楽しみながら、身体のコーディネーションや筋持久力の向上、有酸素運動などを行うことがで
きるとともに、学生にとっては実践力向上に結びつく活動となりました。
教育実習から発展させた、ふじのめ学級と大学との日常的なコラボによる教育(児童生徒と学
生の相互学習)・研究(学習効果、運動効果の検証)などにつながっています。
活動を通して「車椅子」が「障がい者のための特別な道具」ではなく、「タイヤの付いた便利な
用具」へと、自然に認識が変わって行く様子が見られました。
日本特殊教育学会にて研究の発表
日本特殊教育学会にて研究の発表
9月16日(土)~18日(月)、名古屋で行われた日本特殊教育学会において、本校の学校研究に関する自主シンポジウムを行いました。
「生活を豊かにする授業づくり ~知的障がい教育における主体的・対話的で深い学びの具現化をめざして~」というテーマで開かれたシンポジウムには、40名ほどの参加者に集まっていただきました。「授業における分かる状況」「授業内での思考を働かせ自主的に行動するためには」という視点で、話題提供を行うことができました。
また、今回は「共生社会の形成に向けた附属特別支援学校の挑戦」という自主シンポジウムにおいて、群馬大学附属、香川大学附属と本校が話題提供を行いました。本校の進路担当者が中心に行う、障がい者アート活動の支援について発表を行いました。
自分たちの行う取組を多くの関係者に知っていただきながら、たくさんの御意見をいただきました。収穫の大きい学会となりました。
附属特別支援学校(太田)