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-スポーツの祭典:パラリンピックに想いをはせて-

コラム ■■                   
 -スポーツの祭典:パラリンピックに想いをはせて-
http://www.hokkyodai.ac.jp/intro/public/mailmagazine_backnumber/ezine010.html

北海道教育大学メールマガジン     
 第10号 2012.09.04配信
実は元の文章は以下のようなものでした。主な読者の対象が高校生ということで、編集者の方で少々毒気を抜いた文章にして掲載したようです。


 私は今、ASAPE(アジア障害者体育・スポーツ学会)への参加のため、香港に来ています。高齢化や人権意識の高まりとともに、アジアの発展途上国も含め、世界の目は障害者の生活向上に関する研究に向けられようとしています。特に2006年に国連が採択した「障害者の権利条約」以降、世界各国が条約の批准(国際的なルールを国として確認・同意すること)が進められる中、レジャー、レクリエーションやスポーツなどを含めた障害者等のあらゆるレベルの社会参加を進めるための方策が検討されようとしています。


 


 この条約については、20128月現在では、世界118ヶ国が批准している一方で、日本は国連採択から6年が経過した今日でも、未批准のままです。批准のためには、様々な法整備が必要で、制度が複雑な日本は、その改正などに時間がかかっているという事情があります。しかし、国民の障害者に関する意識の問題も大きいのではないかと感じています。


 


 日本ではまだ、「障害は特別なもので、それに関係するのは特定の人たち」と言う意識が強いのではないでしょうか。しかし、世界の多くの国々では、「社会にある障壁(バリア)」ととらえ、いつでも、誰にでも生じるものとして、人々の意識改革や社会整備が進められようとしています。学校教育の場はもちろんのこと、「障害者を含めた社会が、当たり前の社会」と言う認識を、全ての国民が共有する社会作りが求められていると思います。


 


 このメルマガが配信される9月上旬は、ちょうど障害者のスポーツの祭典パラリンピック(829日~99日開催)がロンドンで開かれており、私もロンドンにいる頃です。すでに国際オリンピック委員会と国際パラリンピック委員会は統合され、組織上も一体となるなどの統合化が進んでいます。しかし、オリンピックに熱狂した多くの国民も、「せいぜいオリンピックの真似事をしたお遊び」程度にとらえていることが多く、あまり関心が示されないままとなってきました。しかし実は全くの別物で、パラリンピックでは、人間の隠された能力開発や、各国のテクノロジーの粋を集めた高次元の戦いが繰り広げられているのです。


 


 その意味では、医療や工学技術、身体トレーニングにリハビリテーションといった、まさに「世界の最先端研究」の戦いの場でもあります。そんな裏事情を含め、もっともっと関心が向けられて良いと思っています。


 


 香港の暑さと、学生の熱気などを身近に感じながら、そんな障害者の身体やスポーツの研究に関する世界の“熱い想い”に思いをはせています。【2012.8.12作成】


 


※障害の「害」の字については、「障がい」と表記する動きもありますが、表記変更に関する議論が尽くされていないこと(根拠が明確ではないのに、安易な表記変更を行うのは問題の本質をそらすことになるということも)、障害者基本法を始め学術団体では障害の表記が使われていることから、「障害」を用いています。


(札幌校 特別支援教育専攻 教授 安井友康)


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1mを割りました



庭先の雪がやっと1mを割りました。
それにしても、近所中、植木はボキボキ。
今年は雪囲いの効果もあまりなかったようで。。。
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4月だというのに、岩見沢市内はさらに雪が積もりました。
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伊達遠征

15-16日、ゼミ生と伊達の福祉施設を訪問しました。


何故か右端で半分になっている私。。

夜は白崎先生のお宅で人生勉強?

今年もお世話になりました!!
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