教材づくり

教材づくり

積木教材

 今年の10月、レンガほどの大きさの積木を大工さんに頼んで300個ほど切って面取りをしてもらいました。

 サイズは、長さ20.8センチ、高さ4.5センチ、幅4.5センチです。

 普通に注文すると積み木の教材セットというのは数十万円もしますが、無垢の木材カットですので、かなり安くできました。

 仕上げは自分たちですれば、子どもが自然に素材に触れて形を認識する助けにもなります。

 ミツロウワックスの成分は天然のミツロウとえごま油のみですので、手についても安心なものです。

 これをスポンジに少量つけて、無垢の状態の積木に伸ばしていきます。

 300
個余りの積み木でしたが、大人3人と子ども6人で、なんと午前中の2時間半ほどで塗り終わってしまいました。

 終わった後は乾くまで自由に遊んで待ち、午後には棚に収納できました。

 レンガに近い大きさなので組み合わせ次第で様々な形が作れそうです。

 実験的に子どもの活動にどのように活用できるのか、年明けに試行しますので、また報告します。

千賀愛
札幌校 特別支援教育専攻

 

図書の活用

 実習後の3-4年生が自分たちの指導を振り返り、専門的な図書を参考に改善した指導計画を検討しています。

 発達障害をもつ子どもは、能力の個人差や多様な認知的特徴をもつだけでなく、どのアプローチが最適であるのか、指導する側が多くの引き出しを持ち、子どもに合わせた対応をする必要があります。

 写真の図書は、札幌校の特別支援教育集団臨床指導室(研究棟西110)に保管して活用しています。



大型絵本の効果

 大型絵本については、下記のような効果が期待されます。

 発達障害の子どもは、学習対象に視線を向ける事が難しい、絵本の細かい部分や変化に気づきにくい、斜視や弱視をもっているなどの場合があります。

 この場合、大型の絵本の読み聞かせは、絵や文字が大きいため視線を向けて注意が持続しやすい、普段は目にしない大きな絵本や文字に興味を持ちやすい、といったメリットがあります。