教材の活用

教材の活用

野球ボード盤ゲームなどの活用例

 ボード盤ゲームの活用例の2つ目は、「ボードゲーム 野球盤3Dエース」です。

 野球のルールがある程度は分かっていると、ピッチャー役の子どもが投げたボールを打って、どこまで飛んだのか等、必ず言葉のやりとりを伴います。

 休み時間の過ごし方、余暇に向けた本人参加の活動など、年齢が上がってきた段階で活用できます。


 3つ目は、4色の陣取りゲーム「ボードゲーム ブロックス」です。

 ルールが理解できない場合は、ただパズルのように並べていく遊びもできます。
本来は2-4人が自分の色の陣地を広げていくゲームです。図形が好きなお子さんであれば、勝敗を決める正方形の数を数えて比較したり、何度か試合をして合計点を出すなど数の活動を加える事もできます。

 カラフルな色も目をひくのか、他の場面ではほとんど言葉を交わしたことがない組み合わせの子ども達が一緒に遊んでいました。

 こうしたアナログなボードゲームは、小集団の活動を始める前の自由遊び、休憩の時間などにも子ども同士の交流にも活用できます。

 近くで大人が見守りつつも、2-4人の小集団でうまく遊べないといったコミュニケーションの課題、順番を待てない、遊びで負けると切れてしまうなどの自己コントロールの側面、ゲームの過程で生じるトラブルに対する問題解決などが期待できそうです。

 大人にとっては懐かしいサッカー盤や野球盤のゲームは、デジタル世代の今の子ども達にとって新鮮な遊びなようです。big