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札幌校の特別支援教育専攻に入学したい人のためのQ&A

札幌校特支への受験に関する質問その9

Q 卒業生の進路はどうなっていますか?

A  
札幌市の小学校、特別支援学級や通級指導教室、特別支援学校の採用になる人が多く、次いで北海道の小学校・特別支援学級、北海道立の特別支援学校の枠で採用される人が多くいます。本州から来た学生は、地元の自治体を受検する人もいます。
   また特別支援の他に高校の免許を取って、道立の特別支援学校の高等部や高等支援学校を選ぶ人もいます。

北海道教育大学全体では、国公立大学のなかで正規教員の採用人数は全国第5位にランクインしています。
正規採用の教員人数:第1位 愛知教育大学299名、第2位 福岡教育大学243名、第3位 東京学芸大学236名、第4位 大阪教育大学217名、第5位 北海道教育大学212名 第6位 埼玉大学172名(平成29年3月卒業者)。
正規採用の教員人数では、全国の国立大学の主要5大学としての実績があると言えます。

北教大札幌校の特別支援教育専攻の卒業生のその他の進路には、少数ながら大学院、福祉施設、幼稚園・保育園、公務員、民間企業を選ぶ人がいます。

   平成27年度の卒業生は、教員採用試験を受けた7割が二次試験に合格し、平成28年度の4年生も約7割近くが教採の二次試験に合格しています。平成29年度の4年生は、教採を受けた7割の学生が二次試験に合格しました。

北海道・札幌市の教員採用試験のうち小学校・特別支援の一般の倍率は、小学校で2.3倍~2.4倍、特別支援は2.4倍~2.9倍ですから、札幌校の特別支援の学生の合格率7割というのは、1.4倍の倍率で合格したことになります。道外の自治体を受けた4年生は、2つの自治体から合格通知を受け取った人もいました。

  教員採用試験の1次試験には、毎年ほとんど全員(まれに9割)が合格しています。
  秋から冬になると、札幌校内で同じ目標に向かって励まし合いながら勉強している3年生の姿をよく見かけます。そして2-3月には個人調書(履歴書・エントリーシート)の作成が始まり、4月から二次対策が始まります。

  4年生を迎える直前の春休みには、かなり集中的に一次試験の勉強を自主的にやっているようです。また有料ですが東京アカデミーという予備校が札幌校のキャンパス内で春休みに対策授業を実施しています。

残念ながら現役で教員採用試験に合格できなかった人は、臨時採用の教員として働きながら、正規の教員を目指すことになります。卒業生を見ていると、1-2年で合格する人が大半です。毎年、卒業を控えた3月になると臨時採用の連絡が次々と届き、4月から教員として学校で教えている人がほとんどです。

目標を共有できる仲間が近くにいることは、心強いですね。