北海道教育大学旭川校
北海道教育大学旭川校
教育発達専攻
特別支援教育分野

「特別なニーズ」に「あたりまえ」に応えることの出来る教員の養成
 
 学校で学ぶ子どもたちの中には、学校にうまく適応できない子どもたちがいます。例えば、授業にきちんとついていけない子どもたち、衝動的で自分にブレーキが効かず、友達とトラブルになってしまいがちな子どもたち、その場の空気が読めていないトンチンカンな発言や行動で仲間はずれにされてしまう子どもたちなどです。

 このような子どもたちは学校で孤立してしまうかもしれません。あるいはいじめの対象になったり、不登校になる場合があるかもしれません。そのような状況の中で、子どもたちは学ぶ楽しさを感じることができるでしょうか?自分の本来持っている力を発揮できるでしょうか?将来につながる自信を育むことができるでしょうか?

 特別支援教育分野のテーマは、このような子どもたちの生涯を見据え、学校での支援を考え、実践することです。それは、一人ひとりの子どもを大切に考え、教育していく取り組みであるといえるでしょう。旭川校の特別支援教育分野では、適応の難しさを抱える子どもたちの問題解決や、充実した学校生活を実現するための具体的方法を検討していきます。そして、特別支援教育に関わる将来の教員を、様々な実践の学びを通して養成していくことを目指します。


 私たちは、子どもの視点に立って教育を展開できる教員養成を目指しています。それは、「障害を持っているから」ではなく、ここの子どもを丁寧に受けとめる視点でさまざまなことに困難を抱えている子どもたちを支援できる教員を一人でも多く現場に送ることです。

 旭川校の特別支援教育分野では、知的障害と発達障害を中心とした講義やゼミ活動を行っています。特別支援教育の基礎知識をはじめ、検査・アセスメント、支援方法などの理論と、実践スキルを両立させた授業を展開しています。また、特別支援教育の研究に特化した授業にも力を入れています。



教員

萩原  拓   特別支援教育
大久保 賢一  知的障害教育・応用行動分析
片桐 正敏   発達心理学

オープンキャンパス2024. 7月27日(土)
旭川校オープンキャンパス情報
旭川校の特別支援教育ゼミ
旭川校の特別支援教育分野のゼミは、大ゼミと、3〜4年生や大学院生を中心とした各教員のゼミで構成されており、現在は総勢50人以上の大所帯になりました。


卒業祝賀会


ボランティア活動で子どもたちと巨大パズル作り


授業風景