札幌校の特別支援教育専攻に入学したい人のためのQ&A
質問67 専攻生の時間割の例を知りたいです!
Q. 大学は高校と違って自分で授業を選んで時間割を作成すると聞きました。
札教特支の専攻生の時間割や空きコマの過ごし方について、具体的に知りたいです。
A. 札教特支では、小学校免許の2種と特別支援学校免許の1種が必修ですが、実際には4大卒で取れる小学校1種を取る人が多いです。また副免許で国語・社会・英語・保健体育・家庭科・数学の高校の免許を取る人もいます。ただし英語はTOEICの点数、数学は筆記試験で一定のレベルに達しないと授業が取れないので注意が必要です。高校生のうちから副免許で取りたい教科はしっかり勉強しておきましょう。
学部1年生のうちは教養科目、特別支援の教員による必修科目が多くなります。また特支限定の身体活動臨床や個別・集団臨床の演習科目は1年生から履修可能です。
詳しくはこちらをご覧ください→時間割の紹介.pdf (2025/8/2のオーキャン資料抜粋から)
質問66 札教特支の専攻生に浪人生はいますか?
Q. 今の特支専攻生に浪人生はいますか?
A. 毎年、複数の浪人生が入学しています。
全体としては現役生が多いですが、浪人生の中には最初から札教特支希望で再チャレンジした人、現役時代に北大教育学部や他大学に落ちて浪人した人など、理由は様々です。1年生は必修の授業が多く、学生参加型の活動もあるため、すぐに仲良くなるようです。
また他専攻・分野が第1希望でしたが、第2希望を特支に出して入学した人も一定数います。
特支専攻では副免許として中高の免許を取ることで、小学校・中学校・高校・特別支援学校の免許を取ることも可能です。
ただし実験の時数が多い教科は4年間での卒業は難しくなります。理科・技術などの中高免許を取りたい場合には、その教科の分野に入学し、特支を副免許として選ぶようにすることをお勧めします。
✳︎このコーナーは、オープンキャンパスで寄せられた受験生や保護者からの質問に回答しています。
質問65 実習や実際に子どもと関わった時
A.2024年夏のオープンキャンパスで寄せられた質問に回答します。
学部生からのコメントを以下に紹介します
・子どもと接していると、疲れも吹っ飛ぶ。子どもたちの期待に応えたい、笑顔が見たいという気持ちになる。本当にかわいい
・素直で真っ直ぐな児童と関わることで心が温かくなると同時に児童の将来がより良くなるようにせねば、と気が引き締まる
・(実習の)初日からとにかく子どもと話してみたら、名前を覚えてくれたと子どもに喜ばれた。1日のどこかで全員と話したり関われるように努めた
・休み時間に子どもとたくさん遊んで、授業中の子どもの表情の変化や仕草などが少しずつ気づけるようになった
・控えめな子、自分からどんどん話しかけてくる子など様々だが、個性豊かな子どもたちの姿に接して、自分も刺激を受けた
・自分が予想もしなかった発想を持っている子もいて、すごいと思った
・こちらが緊張していると、子どもには必ず伝わってしまう。いつも笑顔でいようと心がけていました
・ただ教師が一方的に教えるのではなく、子どもが自分から学びたい!知りたい!と思えるような環境や題材設定をすること、子ども同士で学び合えるように関わることが大事だと思った
<専攻教員より>
札幌校の特別支援教育専攻では、2年生で特別支援学級(小中)、3年生では小学校実習と特別支援学校の実習をそれぞれ3週間行っています。
実習先の子どもや先生方から多くのことを学びながら、毎回の実習を通じて学生自身も大きく成長していきます。
質問64 「やりたいこと」が見つからないと大学は選べないのですか?
Q.将来の「やりたいこと」が見つからず悩んでいます。とりあえず得意科目で大学に入っても、その後にまた迷ってしまうと思います。
AIが人間の仕事を奪うとも報道されており、
将来のことを考えることも難しい時代になっていますが、
大学生は進路に悩んだりすることはありますか?
A. 特支の専攻生のうち最初から卒業後の仕事を明確にイメージしている人は
多くありません。
「教えることが好き」「学校で働きたい」「障害のある人と関わる仕事が
したい」など特別支援の分野で働きたいと思っている人は多くいます。
AIの進歩によって様々な仕事がなくなると言われていますが、
教師や保育士、カウンセラーなど、人間でなければ務まらない仕事は
残ります。
保護者の相談対応をしたり、子どもと遊んだり、授業をする過程でAIを
活用するスキルは求められるでしょう。
今の段階で明確な「やりたいこと」を探すよりも、「○○の分野で働きたい」
「○○業界で仕事をしたい」という選び方の方が時代の変化にも対応しやすくなります。
興味のある特定の分野について大学で学び、専門性を身につけた上で仕事や
就職先を選ぶとスムーズです。
もし可能なら高校生のうちに、興味がある分野の現場は直接見て
おきましょう。例えば特別支援学校では、学校祭やバザーなど一般参加者も
できる機会があり、障がい者が働くカフェも街中には増えています。
特別支援教育は、小中学校の通常の学級、特別支援学級、通級による指導、
特別支援学校(小中高等部)、学童保育やデイサービスなど、
様々な現場があります。
高校生の段階では細かく決めていなくても、大学2−3年生で学校種を
決めても十分に間に合います。
質問63 教採の前倒し試験を受ける人は多いですか?
Q.教採1次試験(筆記)の前倒し受検ができるようになったと聞きました。
北教大札幌校の学生さんの間では話題になっていますか?
A. 学部の3年生を対象に、札幌市と北海道は.教員採用試験
の1次試験(筆記)のうち、12月に教養科目に限定した
前倒しの受検ができるようになりました。
教養科目に不合格になっても翌年6月17日の1次試験
では他の科目と一緒に受験することができます。
今まで通り、6月に全ての筆記試験科目を受けることも
可能ですが、札幌校では札幌市・北海道合わせて受検希望者
の約7割程度の3年生が受検する予定です。一度にたくさん
の科目を勉強するよりも、科目を絞った方が対策がしやすい
と考える人が多いようです。