投稿日時: 2016/06/10
itok
Q 学級内での教師の説明の仕方は。
A 自閉症についての講義をしても、クラスメートの「関わる力」は
身につかないでしょう。それよりも、先生がその子と仲良くつきあっている様子を普段から見せていれば、自然にまわりの子たちもまねをします。
学級運営がうまくいっていない時というのは、担任の先生自身がその子を理解できず、対応にあたふたしている場合が多いです。
クラスの子たちは先生と同じアプローチで接することができるように
なります。
例えば、その子が怒り出した時に、先生が理由を説明し、子供の気持ちを言葉にしながらなだめているうちに、落ち着いていく様を見ているクラスメートは、数ヶ月すると「あんな風にこの子と関わればいいのだ」というふうに、先生と同じ方法でアプローチする子が増えてきます。
つまり、先生の理解が的確であることや先生が普段からその子と仲の良い関係にあることが大事ということです。