新規日誌6
研究会「当事者の『声』から見えてくる特別支援教育・特別ニーズ教育」
釧路校教員が中心となり、日本特別ニーズ教育学会2025 年度中間集会でシンポジウムを開催します。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日本特別ニーズ教育学会2025 年度中間集会
日時:2025 年 6 月 28 日(土)9:30~16:00(受付 9:00)
会場:北海道教育大学釧路校 教室棟4階 403講義室
<13:45~15:45>「当事者の『声』から見えてくる特別支援教育・特別ニーズ教育」
日本が批准 30 周年を迎える子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)では、子どもを権利主体として捉え、意見を表明する権利の保障が求められてきた。特別支援教育・特別ニーズ教育は、子どもや当事者の「声」にどれだけ注意を払い、耳を傾けてきただろうか。「声」に耳を傾けるとは、子ども・当事者の「ニーズ」を外側から規定するのではなく、本人の主観的な世界(View)を丁寧に捉え、それを主題としていくことである。本シンポジウムでは、障害当事者に子ども時代を振り返ってもらい、教育・学校に対する思いをお聞きするとともに、自らの経験を踏まえた課題を提起していただく。さらに、現在学校に勤務する若手教員から、子どもを主体とした教育実践を模索するなかでの希望や苦悩といった「声」を発信していただく。あらゆる「声」に耳を傾け、特別支援教育・特別ニーズ教育のいまとこれからを考える。
話題提供者
①小・中学校を通常学級に在籍した自閉スペクトラム症の青年
(釧路市内の小・中・高校を経て、現在市内の大学に在学中)
②特別支援学校を卒業し一般企業に勤める青年
(釧路市内の小・中では特別支援学級に在籍、特別支援学校高等部を卒業後、現在市内の企業に勤務)
③元場面緘黙、不登校・ひきこもりを経験しピアカウンセラーに取り組む方
(札幌市内の小・中・高校、札幌近郊の大学を卒業して、現在ピアカウンセラーに取り組む)
④小学校の教員として勤務し特別支援教育に携わる若手教員
(釧路市内の大学を卒業後、市内小学校に特別支援学級担任として勤務して 2 年目)
指定討論者 赤木和重氏(神戸大学)
コーディネーター 戸田竜也氏(北海道教育大学釧路校)
参加申込 こちら
案内チラシ こちら→ 地元・データ版、日本特別ニーズ教育学会2025中間集会チラシ改訂版.pdf
釧路校・インクルーシブ教育にかかわるインタビュー
釧路校・ホームページが新しくなりました
釧路校・特色ある科目「プロジェクト研究」
■Bグループ 教育支援センター「まなびや城山」における不登校の子どもたちへの取り組み
■Cグループ 釧路児童相談所における「家族再統合」について
■Dグループ 釧路こども家庭支援センターにおける不登校支援
釧路校・特別支援教育研究室の情報発信について
釧路校・特別支援教育研究室の情報は、twitterで適宜更新中です。
■講義・演習・実習等の様子
■課外活動やボランティアの様子
■自主ゼミ などなど
学生たちの写真満載で、適宜更新中です。
twitterをご利用の方は、こちらもご覧ください。
北海道教育大学釧路校特別支援教育研究室ツイッター
https://twitter.com/oXai9YyDeod1vnP

釧路校独自カリキュラム「誰もが安心して学べる学校」について
北海道教育大学釧路校では、学校教育・発達教育・地域環境教育・各教科等の所属分野の専門を深めつつ、国連が世界各国に求めているインクルーシブ教育「誰もが安心して学べる学校」を探求する独自のカリキュラム・科目を開設しています。
小学校・中学校・高校・特別支援学校のどの学校種においても、在籍する子どもの実態や生活環境は多様であり、一人ひとりが「教育的ニーズ」をもっています。今日、そのような子どもに合わせ、誰もが包摂される(排除されない)学校・学級・授業づくりが求められています。
所属分野の専門を深め、各種免許の取得とともに、「誰もが安心して学べる学校」はどういうものか、そこで求められる教師の役割について等、釧路校で学びませんか。
「特別支援教育と不登校」をテーマとした研究会のご案内(釧路校)
釧路校教員が話題提供・コーディネーターとして参加する研究会のご案内です。
オンラインでの実施ですので、全国のどこからでも参加できます。
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全国障害者問題研究会北海道支部 第43回支部学習会
◇日時:2022年9月11日(日) 10:00~15:00
◇後援:北海道、北海道教育委員会、北海道社会福祉協議会
【参加申込受付中】青年期の特別支援教育フォーラム2022
【一般公開】セクシャリティにかかわる特別講義
釧路校・「発達障害児教育論」(担当、戸田)では、釧路市のご協力をいただき、産婦人科医師・岩見菜々子さんをお迎えして特別講義を行います。
この特別講義を履修していない学生、学外の関係者の皆様に広く公開します。
プレコンセプションケア ~未来のためにできること~
日時 2022年7月19日(火) 16:30-18:00(受付16:10-)
会場 北海道教育大学釧路校 小ホール
講師 岩見 菜々子 医師 (神谷レディースクリニック・札幌市)
詳細は、添付をご覧ください。 発達障害児教育論、特別講座(一般向チラシ).pdf
釧路鶴野支援学校・食品デザイン科「鶴野屋」ご紹介
2022.6.30 北海道釧路鶴野支援学校 学校運営協議会と同時に開催された「鶴野屋」
北海道釧路鶴野支援学校・高等部食品デザイン科の生徒さんたちが開店する地域向け食堂「鶴野屋」にて、おそばと牛乳くず餅を頂戴しました。
麺や出汁の材料は地元産を中心に、「そばつゆは食品デザイン科の自家製!!」。
とってもおいしく、幸せなお昼ご飯になりました。
おそばも牛乳くず餅もとてもおいしかったので、つい生徒さんに牛乳くず餅の作り方をお聞きしました。
一人の生徒さんが「牛乳にくず粉を入れて、温めて…」と、丁寧に説明してくれました。
みんなで時間をかけ、協力して作ってくれたことがよくわかりました。
他のお客さんも「おいしい」と言って、喜んでいました。
釧路校・特別支援教育研究室教員は、釧路養護学校、釧路鶴野支援学校、白糠養護学校、帯広養護学校、釧路北陽高校の学校運営協議会(コミュニティスクール)の委員として参加しています。
ASD(自閉症スペクトラム障害)当事者の方による特別講義を開催しました
6月23日(木)、24日(金)、25日(土)の3日間、「『自閉症』とされている僕が自分の障害について言えること」というテーマの特別講義。講師はASD(自閉症スペクトラム障害)当事者の片岡聡さん(NPO法人リトルプロフェッサーズ代表・東京都自閉症協会)です。「病弱児教育」「肢体不自由児教育」「特別支援教育基礎論」を履修している学生、のべ300名以上を対象に特別講義を行っていただきました。
詳細は こちら
教員のコメント掲載、北海道新聞2021.2.26
教員のコメント掲載、北海道新聞2021.2.22
北海道新聞、2021年2月22日朝刊「くらし」欄に、釧路校・戸田竜也教員のコメントが掲載されました。
<教室で学びたい 化学物質過敏症の子どもたち>下 分かってほしい 暮らし見直し 仲間大切に
こちらから
終了報告「新型コロナウイルス感染症と障害のある子ども」シンポジウム
「新型コロナウイルス感染症と障害のある子どもの生活を考えるシンポジウム」が終了しました。
2021年1月11日(月)、北海道教育大学釧路校・特別支援教育研究室の主催(北海道特別支援教育学会根釧支部共催)による「新型コロナウイルス感染症と障害のある子どもの生活を考えるシンポジウム」がZoomを使用して行われ、教育・福祉関係者を中心に62名の方にご参加いただきました。
冒頭、釧路校の小野川文子教員より、特別支援教育研究室が実施した「新型コロナウイルス感染症に関わる休校・生活制限等による障害児とその家族の生活困難・ニーズ調査」の報告を行いました。北海道・東京・埼玉において障害児を育てる保護者を対象とした同調査(562名が回答)から、特別支援学校の一斉休校が障害児の健康や発達へ大きな影響を及ぼしたこと、福祉サービスなどの社会的支援の乏しさから家族の心身の負担が大きかったこと、学校再開後も感染症予防においてさまざまな困難があることなどが報告されました。コロナ禍は、学校の教育的機能・福祉的機能をあらためて明確にさせるとともに、障害児独自の支援体制が求められると述べました。
続けて行われたシンポジウムでは、まず北海道釧路鶴野支援学校教諭の島由佳さんから、何が適切な対応なのかがわからない中、教職員が時間をかけて協議を重ね、教育活動の一つひとつを丁寧に進めてきた様子が語られました。また、生徒同士のかかわりを大切にしたいと考えながら、密を避けるために距離をとるように指導しなければならないなど、教員としての苦悩もお話いただいた一方、生徒や若手教員を中心として「コロナだからできない」ではなく、これまでとは異なる工夫した方法を考え「こんなやり方ならばできる」と前向きに進める様子も紹介していただきました。
次に福祉の立場から、相談支援に携わるNPO法人ふわり理事長の高野幸子さんに話題提供をいただきました。高野さんは、事業所から見える障害児と家族の生活を紹介した後、コロナ禍で考えることとして、「普段」「日常」からの取り組みが大切であると述べ、その一つとして日常的な家族のゆたかな子ども理解・障害理解とかかわりが、今回のような緊急時にも活かされ、落ち着いた対応につながると語りました。一方、地域が障害児者に対してどのような理解をしているかといったことや福祉と教育の連携・協働など、日常的に「課題」となっていることが、コロナ禍においてより大きな障壁となると話されました。
最後に、保護者の立場から、北海道釧路養護学校にお子さんを通わせる角田めぐみさんからお話いただきました。休校中、両親が交代で仕事を休み子育てをする中で、地域の人たちがお子さんを見守ってくれたり、きょうだいを外出させてくれたりなど、「地域の人の支えがあって乗り越えました」と語りました。また、同じように障害児を育てる保護者同士のつながりを大切にしていること、「困ったことを相談する際や情報収集などは、共通したニーズがある保護者同士だった」とし、家族以外の人とのつながりの大切さを語られました。
会の終了にあたり、釧路校の戸田竜也教員から、潜在化していた教育・福祉の課題がコロナによって明らかになり、それがとりわけ障害児や家族の負担・困難として顕在していること。その解決に向けて、教育・福祉のそれぞれが苦悩を語り合い、お互いを想像し合いながら、共通のゴールである「子どもと家族の幸せ」につながる連携・協働を地域の中で模索する必要があること。今回のシンポジウムをそのスタート地点とし、ここで確認された「前向きな芽」をみんなで大切していきたいと述べました。
釧路校・特別支援教育研究室では、今後もコロナ禍における障害児と家族の生活と発達に焦点をあてて、研究および支援につながる取り組みを継続していきたいと考えています。
調査結果・配布資料 報告資料(小野川).pdf
NHKニュースで報道されました(外部リンク)
「新型コロナウイルス感染症と障害のある子ども」シンポジウム
休校・生活制限等による障害児とその家族の生活困難・ニーズ調査結果
北海道教育大学釧路校・特別支援教育研究室では、「新型コロナウイルス感染症に関わる休校・生活制限等による障害児とその家族の生活困難・ニーズ調査結果」を実施しました。
調査結果を添付いたしました(PDF)。
・調査の概要 調査の概要報告.pdf
・調査結果のまとめ 調査結果まとめ.pdf
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「新型コロナウイルス感染症に関わる休校・生活制限等による障害児とその家族の生活困難・ニーズ調査」
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新型コロナウイルス感染症に関わる休校・生活制限等による
障害児とその家族の生活困難・ニーズ調査結果報告
「大きな災害が起こると、障害児者やその家族のことは忘れ去られる…」
新型コロナウイルスの感染は未だ終息が見通せない中、大人も子どもも不安の中、日々必死に生活しています。とりわけ子どもにおいては、全国一斉休校にはじまり、全国民に感染症予防対策として「三密を避ける、マスク着用、手洗い・消毒の徹底」、活動自粛や生活制限などを強いられ、そのことの影響が心配されています。とりわけ、全国一斉休校は、長いところでは3カ月以上にも及び、子どもの学習や生活に多大な影響を与えました。管理職をはじめ教職員の方々は子どもたちの学習保障や健康観察等に日々奮闘され、学校再開後も、分散登校、マスク着用、三密を避ける等の対応が求められ、さらなる負担がかかっています。
この間、様々な組織、団体が休校中の子どもや保護者の実態調査を実施し、その影響の大きさを指摘しています。しかし、より影響が大きいと考えられる障害児に対しては、その実態も十分明らかにされていません。学校が再開された後も、学校や家庭で様々な制限等が続くことから新たな問題も懸念されます。このような状況から、北海道教育大学釧路校特別支援教育研究室では、北海道の特別支援学校を中心に在籍する児童生徒の保護者を対象に調査を実施し、保護者の皆さまから貴重なご意見をいただきました。
今回の調査では、学校休校中の子どもたちに深刻な影響を及ぼしていることが示されました。この間行なわれてきた調査と同様、運動不足やテレビやネットへの依存傾向、睡眠や食生活の乱れが多くみられました。そのことが体重の増減、体力の低下、中性脂肪値の高さにつながり、健康を脅かしています。また、行動制限によるイライラやパニックといった行動面での影響が上位を占め、自由意見でも、「パニック」「自傷行為」「暴力的行動」「便いじりなどの自己刺激」が増え、「コミュニケーション力の低下」「身辺自立面での後退」等、発達面での影響も多く、さらには「てんかん」「音や光の過敏の進行」など病気や障害の進行もみられ、深刻な状況がうかがわれます。そのような状況は、学校再開後もすぐには改善せず、「登校できない」「生活リズムが改善しない」といった声も多くあがっており、その影響が長期にわたっていることが示されました。
家族の状況では、保護者、とりわけ母親の多くは子どもの介助を含め養育全般を担っていることから、「隔離生活などできない」「自分が倒れられない」といった精神的に張り詰めた状態であり、自由意見では、「不眠」「精神的にも体力的にも限界」「自らの通院もできなかった」などが寄せられています。また、「預け先がない」などによって就労困難となり「仕事を辞めた」というケースはもちろん、「中学部だからとテレワークが認められなかった」など、感染予防として呼びかけられていたテレワークすら障害児の場合は困難であることも示されました。平時においても障害児を育てる保護者は就労困難、健康破壊、そして孤立しやすい状況にある中、今回のコロナ禍によってますます深刻さが増しています。これまでの福祉・教育の脆弱性が一気に浮き彫りとなり、さらに障害児家庭を追い込んでいます。
環境の変化に敏感かつ弱い障害児の場合、ダイレクトにその影響を受け、子どもの健康や発達に顕著に現れるかと思いますが、障害のない子どもの場合はある程度まで「自分で我慢し、コントロールしている」とするならば、時間の経過の中でその影響が徐々に現れてくると予測されます。したがって、今回の障害児やその保護者の状況は決して、障害児固有の問題ではなく、全ての子どもたちにとっても重要な問題提起となると考えています。少しでも多くの皆様にコロナ禍における障害児やその家族の状況をご理解いただき、今後の対応や支援体制の充実につながりますことを願っております。
(文責・小野川文子)釧路養護学校見学(2019.6.5)
特別支援教育研究室の恒例行事なった「1年生による釧路養護学校見学」は、6月5日(水)に実施されました。1年生14名が参加しました。
冒頭、佐々木主幹教諭に学校・学部の概要を説明していただいた後、小学部1~6年生の各クラスに学生が分かれて入り、観察をさせていただきました。また、併設されている寄宿舎の見学もさせていただきました。
質疑応答の場面では、
・児童のクラス分けはどのようにしているのか
・音楽の授業で机がある子と無い子の違いは何か
・はじまり・おわりの挨拶で行っているジェスチャーにはどんな意味があるのか
・生活単元学習とは何か
・2クラスが1教室で配置されているのはなぜか
のほか、たくさんの質問が出されました。
来週には見学の「ふりかえり」を大学内で行い、今回の学びをさらに深めたいと思います。
釧路校・まりもプロジェクト活動開始
活動の詳細は、今後Face book でご紹介します。 Fbは… こらち
北海道特別支援教育学会根釧支部総会・講演会
北海道特別支援教育学会根釧支部総会・講演会のご案内
日 時 2019年6月15日(土)14:00~16:00
会 場 北海道教育大学釧路校 403講義室
(釧路市城山1丁目15-55)
演 題 「寄宿舎併設特別支援学校の役割と課題」
講 師 北海道教育大学釧路校准教授 小野川文子 氏
(本学会根釧支部顧問)
主 催 北海道特別支援教育学会根釧支部
釧路校・教員テレビ出演
2019.5.21
NHKほっとニュース北海道(18:10~)にて、「虐待受けた子どもをどう支えるか」というテーマで遠軽町の北海道家庭学校が紹介され、退所後の対応等について戸田先生のコメントが紹介されました。
NHK北見放送局・動画へリンク……こちら
釧路校・特別支援教育研究室動画
釧路校・卒業論文発表会
釧路校・特別支援教育研究室では、2月9日に卒業論文発表会を行いました。
留学・体調不良等で欠席をした学生を除き、10名の4年生が発表を行いました。
【阿部ゼミ】...
■障害のある子どもの存在がそのきょうだいの進路選択に及ぼす影響
■先進事例が今後の幼保小連携に示す展望
■読み書きに困難がある児童に対する苦手意識の軽減を目指した実践
【戸田ゼミ】
■要保護児童対策地域協議会の現状とそのあり方-ケース会議に着目して-
■発達障害のある子どもたちの矯正施設退所後の「居場所」
【小渕ゼミ】
■共生社会の実現に向けた多様性教育の在り方について
■集団の絵本の読み聞かせにおける読み手・聞き手の関係性-保育園読み聞かせ場面の観察から-
■夫婦の子育て観の検討-サポート効果について考える-
【木戸口ゼミ】
■共同体感覚の高いチーム作りの分析-大学サッカーチームにおける共同体感覚と平等の関係の考察から-
■特別支援教育や障害理解教育への不安と課題-意識調査から見えてきた考察-
■子どもたちが住みよい施設づくり-児童心理治療施設におけるトークンエコノミー法を用いた取り組みの考察
当日の様子、質疑応答等は、FBに紹介しています。 こちら から
釧路校・先輩から受験生へのメッセージ
【釧路校の受験を考えている皆さんへ先輩よりメッセージ】
特別支援教育研究室3年生・佐藤詩音(さとうしおん)さんからのメッセージです。
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私は「特別な教育的ニーズ」という言葉を大学で知り、学校生活においてさまざまな生きづらさを感じる子どもたちの存在に気づきました。そして、児童自立支援施設や青少年自立援助ホームなどの訪問を通して、通常の学校以外の場所でさまざまな生き方をする子どもたちに出会いました。特別支援教育研究室ではその出会いから新たに生まれた疑問を学生と先生方で語り合い、学びを深めていきます。
校則、制服、机といすが並べられた教室、今までなにも感じていなかった学校での当たり前は、すべての子どもにとっての当たり前なのか。その学校はみんなにとって過ごしやすい楽しい空間なのか。私たちと一緒に考えてみませんか。
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釧路校2年生・卒業論文作成に向けた取り組み
2019.1.30
特別支援教育研究室では、1・2年次は学年全体で教育学やその研究方法について学び、3年次以降は各教員のもとで開かれるゼミを中心に卒業研究(卒論)に取り組みます。
1月30日に行われた特別支援教育演習では、2年生11名が3年次以降に卒業研究として取り組みたいテーマの発表を行いました。
このテーマ(研究を進める中で精選・変更されていきますが…)に基づき、ゼミ配属が決められます。
来年度は、小渕ゼミ・木戸口ゼミ、戸田ゼミの3つのゼミが開講予定です。
【発表されたテーマ】
■子どもの自尊感情とストレスによる心身症との関係性
■被虐待経験が人格形成や精神面に及ぼす影響
■障害児・者の社会参加への支援の在り方
■差別及びマイノリティの問題と人権教育について
■食物アレルギーの子どもの支援
■インターネット上に「居場所」を持つ子どもの心理
■里親の高齢化と子育て
■保護者の障害受容の過程と支援の在り方
■児童の実態を踏まえた障害理解教育のあり方
■アダルト・チルドレンの心理と支援
■知的障害のある人の子育て支援
発表の様子等は、 こちら
釧路校・受験情報【更新】
特別支援教育研究室への所属(釧路校への入学)を希望している皆さんへ
受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした!!
釧路校・特別支援教育研究室に関する情報を集めました。「こちら」をご覧ください。
■特別支援教育研究室
・最新情報 フェィスブック こちら
・教員紹介 こちら
・教員からのメッセージ こちら
・ゼミ紹介 こちら
・写真でみる研究室の1年 こちら
■特徴的な学び
・社会学入門(1年・基礎) 釧路養護学校訪問 こちら
・特別支援教育総合研究(2年) 函館実習 こちら こちら こちら
・特別ニーズ教育論(1年) こちら
・子ども・青年の自立と進路指導・生活指導 こちら
・特別支援教育授業論 こちら
・おひさまクラブ こちら
・児童養護施設釧路まりも学園・学習支援ボランティア こちら こちら こちら こちら
・不登校支援(釧路市教委・ファーストステッププログラム) こちら こちら
・3歳児親子教室(募集チラシPDF) こちら
・里子託児ボランティア こちら
・きょうだいキャンプ こちら
■主催学習会
・セクシャリティ こちら
・不登校・ひきこもり こちら
■その他
・研究室合宿 こちら
・卒業生追い出しコンパ こちら
釧路校・特色ある授業「特別ニーズ教育論」
2019.1.16
本学卒業生でトランスジェンダー当事者の真田陽(さなだあさひ・活動名)さんは、1年生必修「特別ニーズ教育論」のゲスト講師として「多様な性×学校」という演題で講義をしてくださいました。
ご自身が当事者として学校で考えてきたこと、悩んできたことなどを紹介しながら、セクシャリティは「男―女」の二分ではないことをはじめ、性の多様性について大変わかりやすくお話してくださいました。
セクシャルマイノリティの子どもが、【“いない”のではなく“いえない”。“いるかもしれない”ことを前提に】という言葉は、多くの受講生に響いたようです。
受講生は、グループでの演習で、この子どもたちが学校でどんなことに困ったり、悩む可能性があるかを議論し、今後どのように振る舞うかを考えました。
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釧路校では、「特別ニーズ教育論」を1年次に必修化し、障害にととまらず、貧困・虐待・社会的養護・不登校・マイノリティetcを主に事例を通して学ぶ機会を設けています。
これは、毎週学校に出かける「教育フィールド研究」だけでは見えない子どもと家族の背景に想像力を高めるとともに、この地域の課題を具体的に取り上げ、「釧路校の教員養成の特色」の一つともなりました。さらに詳しい詳細は… フェイスブック こちら
釧路校・教育委員会と連携したボランティアの取組
2019.1.10
昨日から、釧路市教育委員会主催の「冬の学習会」がスタートしました。これは、市教委が実施しているファーストステッププログラムの一環で、不登校や学習にサポートが必要な小・中学生が釧路こども家庭支援センターに集って行われるものです。
釧路校ではすでに授業が始まっている中ですが、授業の合間に10名を超える学生が「学生サポーター」として参加しています。
釧路校受験に関する情報①
釧路校では、どの分野・研究室に所属をしていても、「特別支援学校教諭(知的・肢体・病弱)」の免許を取得することができます。
釧路校は、複数の教員免許が取りやすいカリキュラム・時間割になっており、18年度は4年生180名中100名が特別支援学校教諭免許を取得予定です。
より深く、専門的に特別支援教育・インクルーシブ教育について学びたい方は、発達教育実践分野・特別支援教育研究室への所属がおすすめです。
特別支援教育研究室の取り組みは…
研究室ホームページ …こちら
研究室フェイスブック …こちら からご覧ください。
日々の詳細な活動の報告は、フェイスブックをご覧ください。
19年度からは新しいカリキュラムがスタートし、より専門的に、教育実践に根差した探求をすることができます。
多くの皆さんの応募をお待ちしております!!!
入試情報等は …こちら
釧路校・全道版で放送…LGBT講習会の様子
2018.7.27(金)に北海道教育大学釧路校特別支援教育研究室とコミュニティセンター・にじいろほっかいどうの共催で行われました「性の多様さをもつ子どもたちのサポートを考える夏期講習会・釧路」が無事終了しました。 一般参加70名、学生40名の計110名の参加がありました。 2018.8.2 18時10分~、NHK総合「ほっとニュース北海道」(北海道内放送)にて、その様子が報道されました。 概要は こちら
釧路校・オープンキャンパスのお知らせ
釧路校・セクシャルマイノリティに関する研修のご案内
「性の多様さを持つ子どもたちへのサポートを学ぶ夏期講習会・釧路」
1日時 2018年7月27日(金) 13:00~16:30
2会場 北海道教育大学釧路校 釧路市城山1-15-55
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共催 北海道教育大学釧路校特別支援教育研究室コミュニティセンター・にじいろほっかいどう
4講師 鈴木茂義氏、真田陽氏ほか
5参加費 無料 事前の申し込みが必要です。
チラシのPDFは こちら から
釧路校・教員による研究発表
(諸般の事情でひっそりと、静かに紹介させていただきます…)
釧路校・特別支援教育研究室の2名の教員が、シンポジウム・研究発表に登壇します。
戸田竜也 「専門職が少ない地域で【チーム学校】をどうつくるか」
シンポジウムにおける基調提案及び指定討論
木戸口正宏「多様な人たちが支えあう地域づくりの模索―釧路市における試みに着目して」
口頭発表
2018.7.15(日) 北海道教育大学釧路校 にて
詳細は、 こちら をご覧ください。
【開催間近】釧路校・不登校・ひきこもりとなった子どもの理解とその後
特別支援にかかわる授業を広く一般市民に公開します。
参加費無料です。ぜひご参加ください。
日時 2018年6月26日(日) 14:30~16:30
会場 北海道教育大学釧路校 403講義室
定員 100名。申し込み不要です。
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釧路校・1年生釧路養護学校見学
2018.6.1 大学は開校記念日のため完全な休講の日、特別支援教育研究室1年生15名は、釧路養護学校を見学しました。
https://www.facebook.com/kus.sne.lab/
小学部主事の佐々木尚美先生から学校概要についてお聞きした後、一人ずつクラスに入り、参与観察をしました。
15名中、これまで特別支援学校を訪ねたことがある学生は1名のみ。子どもたちを観察するという経...験もほとんどない学生たちです。朝、釧路養護学校到着時の表情はとても固いものでした。
しかし、手をつないだり、おしゃべりをしたりと子どもとかかわる中で、だんだん学生の表情も緩んできました。
積極的に「かかわろう」としてくれた子どもたちのおかげです
観察後の意見交換では、たくさんの疑問や感想が出されました。今回の見学を今後の学びに生かして欲しいと考えています。
釧路校・ボランティアにかかわる情報
2018.5.30 ボランティアにかかわる情報、学習会情報等を 釧路校特別支援教育研究室HPに掲載しました。関心のある方は【HP左側】をご覧ください。
HPは こちら から
【ボランティア募集】
①期日指定 3歳児健診後の親子教室(21’s club)ボランティア
②平日午前 不登校児支援「ファースト・ステップ・プログラム」ボランティア
③期日相談 釧路養護学校ボランティア
【学習会情報】
①6/10(日) 講演/こどものこころの育ちと発達障害 堀口貞子さん
②6/24(日) 講演/不登校・ひきこもりとなった子どもの理解とその後 田中敦さん
今後、北海道臨床教育学会、セクシャルマイノリティ等の学習会情報も掲載します。
いずれも問い合わせ等は、戸田までお願いします。
釧路校・児童養護施設学習支援プロジェクトの様子
https://www.facebook.com/kus.sne.lab/
2018.5.23(水) 児童養護施設・釧路まりも学園学習支援プロジェクト、今年度2回目の活動です。
今年度は、専攻・分野を超えた40名の学生が参加しています(子どもより多い人数です)。
18時に大学玄関前をバスが出発。18時15分にはまりも学園に到着し、低学年グループは学習→レク、高学年グループはレク→学習とそれぞれ30分ずつ取り組みます。中学生は1時間の学習です。
高学年の学習では、理科実験にも取り組みました。
学生たちにたっぷりかかわってもらって、子どもたちの笑顔があふれました。
釧路校・児童養護施設学習支援プロジェクト事前学習会
【2018.5.9投稿】 5月16日(水)からスタートする児童養護施設「釧路まりも学園学習支援プロジェクト」の事前学習会を行いました。
このプロジェクトは専攻・分野を超えて学生が参加し、今年で12年目の取り組みとなります。学習会には、38名の学生が参加しました。
戸田先生のコーディネートのもと、学年グループ毎の話し合いを中心に学習を進めました。
・児童養護施設とはどんなところか?
・どんな子どもたちが生活をしているのか?
・子どもたちは大学生に何を求めているのか?
・活動の内容は?
などを、これまで活動に取り組んできた上級生がリーダーとなり、グループ毎に話し合いました。
一方新入生は、
・自分にとって「家」や「家族」とはなにか?
等を発言し、家庭の代替となる児童養護施設の役割を確認しました。
最後に、各グループで担当する一人の子どもを事例として上げ、その子どもの願いや悩み、喜び等を考えあい、子どもの内面を洞察することの大切さを確認しました。
5月16日から毎週水曜日、26回の訪問活動が始まります!!
釧路校・研究室合宿に行ってきました
2018.4.21-22 卒業論文構想発表会後、ネイパル厚岸にて研究室合宿を行いました。
詳しくは こちら
卒論構想の発表テーマ
・障害のある同朋の存在がきょうだいの進路に及ぼす影響について(阿部ゼミ)
・先進事例が今後の保幼小連携に示す展望(阿部ゼミ)
・読み書きに困難がある児童に対する苦手意識の軽減を目指した実践(阿部ゼミ)
・アドラー心理学における共同体感覚の変容と勇気づけとの関係について(木戸口ゼミ)
・障害理解教育を進める上で教師に求められる資質・能力(木戸口ゼミ)
・子どもたちが住みよい施設づくり関する研究(木戸口ゼミ)
・虐待予防のための子育て支援のあり方(戸田ゼミ)
・発達障害がある子どもたちの少年院退所後の「居場所」を考える(戸田ゼミ)
・ロックミュージックの社会的立場から読み解く若者の心情(小渕ゼミ)
・教員と保護者の連携に向けた方策の検討(小渕ゼミ)
・父親の育児参加の具体的な効果・役割(小渕ゼミ)
釧路校・2018年度の研究室行事予定!!
詳細… http://gaku.kus.hokkyodai.ac.jp/tokusitop.html
2018年度の研究室行事予定!!
4月 4日(水) 新入生ガイダンス開始
4月 5日(木) 新入生・在学生対面式
4月 9日(月) 授業開始
4月15日(日) 新入生歓迎会【城山会館ほか】
4月21-22(土・日) 研究室合宿研修、4年生卒論構想発表会【ネイパル厚岸】
5月25日(金) 新入生研修
6月 1日(金) 新入生特別研修【釧路養護学校】(見学参与観察)
10月29日(月) 教育実習報告会
10月27日(土) 卒論中間発表会
2月 9日(土) 卒論発表会
2月9-10日(土-日) 追いコン
2月中旬 特別支援教育総合研究【附属特別支援学校ほか】
・おひさまクラブ
5/19、6/16、7/14、10/27、11/17、12/15、1/26、2/16、3/16 いずれも土曜日
釧路校、「おひさまクラブ」今年度最終回
詳しくは… https://www.facebook.com/kus.sne.lab/
2018.3.18 「おひさまクラブ」今年度最終回。1期生4人のおひさま卒業の日を迎え、研究室1・2・3年生が取り組みました。
プログラムは、ムーブメント、個別・集団活動、そしてクッキングでした。
ムーブメントでは、冬眠しているクマさんのまわりに花を咲かせ春を迎える取り組みから、子どもたちに大人気のパラシュートへ。
クッキングでは、1期生の卒業のお祝いと、2期生の小学校入学のお祝いを兼ねて「フルーツケーキづくり」を行いました。
すべての活動終了後に行われた「卒業式」では、研究室長の日野さん(3年生)から、一人ひとりにメダルと記念の写真たてが渡されました。
4月から小学2年生になる1期生の皆さん、おひさまでの1年余り、ありがとうございました。これからもみんなで応援しています。
そして、4月から、小学校に入学する2期生の皆さん、小学校入学おめでとうございます。
新年度のおひさまは6月からスタートします。それまでお元気で。また一緒に楽しい活動をしましょうね。